トルコのコチ・グループと米フォードの合弁会社フォード・オトサンはこのほど、2050年をめどにカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)を達成する目標を明らかにした。フォードグループの戦略に沿うもので、30年までに1台当たりの排出量を55%削減し、40年までにトラック部門のゼロエミッションを実現する計画だ。
フォードの欧州戦略によると、乗用車は2026年半ばまでに全車種で電気自動車(EV)かプラグインハイブリッド車(PHV)を揃えたうえで、30年までに全てEVにしてガソリン車やディーゼル車の販売を終了する。これに連動し、商用車の大型生産拠点であるフォード・オトサン工場で、EV用バッテリーの生産態勢を整える方針だ。年産13万個の出荷を予定する。