英自動車工業会(SMMT)は4日、同国の2021年5月の乗用車新車登録が15万6,737台となり、前年同月の約8倍に拡大したと発表した。同国では4月半ばからディーラのショールームが再開している。
2019年5月との比較では14.7%減、2010~2019年の過去10年間の5月の平均値(18万486台)と比べると、13.2%の減少となる。
1~5月の累計は、前年同期比42.5%増の72万3,845台だった。2010~2019年の過去10年間の1~5月の平均値(102万293台)と比べると、29.1%の減少となる。
5月の顧客別の登録台数は、経済見通しの改善を受け、大口法人が大幅に増えた。大口法人は5月の新車登録の50.7%を占めている。
燃料別では、純粋な電気自動車(BEV)が441.3%増の1万3,120台に増えたものの、市場シェアは8.4%と、前年同月の12.0%から縮小した。プラグインハイブリッド車(PHEV)は9,855台と、前年同月の827台から急伸し、市場シェアを6.3%に拡大した。