独リチウムイオン電池システムメーカーのAKASOLは4日、同社に買収提案していた米自動車部品大手ボルグワーナーがすでにAKASOLの株式の89.08%を取得したと発表した。買収実現の条件となる50%プラス1株を大幅に超えている。
ボルグワーナーは2021年2月にAKASOLを買収すると発表し、AKASOLの株式1株あたり120ユーロを提示していた。
AKASOLは、ダルムシュタットに本社を置く。バスや鉄道、産業用車両、トラック、船舶向けのリチウムイオンバッテリーシステムを製造しており、スウェーデン商用車大手のボルボや独自動車大手のダイムラー、仏鉄道設備大手のアルストムなどを顧客に持つ。