量子コンピューターの産業利用へ、VWなど独10社がコンソーシアム結成

BASFやフォルクスワーゲン(VW)などドイツの大手企業10社は10日、量子コンピューターの産業利用実現に向けてコンソーシアムを設立すると発表した。量子コンピューターのエコシステムを構築する狙い。アンヤ・カルリツェク教育・研究相は「ドイツと欧州は量子コンピューターの分野で前進し、トップを獲得・維持しなければならない」とコメントを寄せた。

「量子技術・アプリケーション・コンソーシアム(QUTAC)」という名のコンソーシアムを結成する。設立メンバーにはVW、BMW(自動車)、ボッシュ(IoT)、シーメンス(電機)、インフィニオン(半導体)、BASF(化学)、メルク(製薬・化学)、ベーリンガーインゲルハイム(製薬)、SAP(ソフト)、ミュンヘン再保険(金融)が名を連ねている。

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