●国内の若手企業に国際事業展開の道を開く
●業種は宅配サービス、フィンテック、ヘルステックなど
昨年末に発足したブルガリアの新興ベンチャーキャピタル(VC)ファンド、ヴィトシャ・ヴェンチャーパートナーズ(Vitosha Venture Partners)はこれまでに国内スタートアップ企業13社に総額270万ユーロを投資した。海外投資家を取り込み、国内の若手企業に国際事業展開の道を開くのが狙いだ。
ヴィトシャを運営するのは国内のVC経験の豊富なブルガリア人2人で、オーストリア、米国、エストニアを含め6人の個人投資家から投資資金2,600万ユーロを集めた。投資対象は本拠地がブルガリア、あるいは創業者が同国出身などのスタートアップ企業で、昨年末に投資活動を開始した。
これまでの投資先は、成長期を支援するヴィトシャ・アクセラレートプログラムでの7社と、シード期の6社。1社あたりの投資額は2万5,000~100万ユーロで、業種は宅配サービス、フードテック、フィンテック、ヘルステック、エネルギー関連など多様だ。