仏ルノー、次世代の故障診断ツール「ADT」を導入。独ボッシュと提携

仏自動車大手のルノーは6月21日、独自動車部品大手ボッシュのアフターサービスソリューション部門、ボッシュ・オートモーティブ・サービスソリューションと提携し、次世代の車両故障診断システム「アライアンス診断ツール」(ADT)を導入したと発表した。ルノーおよびダチアブランドの整備網で運用する。ルノー「トラフィック」と「カングー」を皮切りに、最新の電子アーキテクチャーを採用した全モデルを対象に活用できるようにする。

ボッシュの車両診断システムをベースに設計された同ツールは、無線通信機能(OTA)を使って故障箇所や状況をデジタル送信することができる。さらに、人工知能(AI)を活用することで診断の迅速性と正確性を高めており、修理時間の短縮やディーラー(整備工場)のサービス品質や作業効率の向上に寄与する。

ボッシュ・オートモーティブ・サービスソリューションはボッシュのアフターマーケット事業(ボッシュ・オートモーティブ・アフターマーケット)の一部門。

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