感染力の特に高い新型コロナウイルスのデルタ株(インド株)の拡大が止まらない。ロベルト・コッホ研究所(RKI)の14日の発表によると、6月28日~7月4日の週(2021年第26週)のドイツの新規感染者に占める同株の割合は74.0%(暫定値)となり、前週の60.1%から拡大した。デルタ株が主流となるは2週連続。第29週(7月19~25日)に当たる現在は同割合がさらに高まっているとみられる。
6月中旬まで主流だったアルファ株(英国株)は第26週に21.5%(暫定値)となり、前週の31.7%から一段と低下した。
デルタ株の拡大を受けて新規感染者は増加が続いており、人口10万人当たりの直近7日間の人数は20日に10.9人に達した。増加は14日連続。直近の底に当たる6日(4.9人)からは2倍以上の拡大している。