ポーランド、新たなEV購入助成制度導入

●予算は約1.1億ユーロ、助成額は1台当たり最高約4,200ユーロ

●過去の助成は3万ユーロ未満の低価格EVが対象

ポーランド政府は12日、新たな電気自動車(EV)購入助成制度を導入した。当面は個人のみを対象とするが、将来的に企業、団体、地方自治体も申請可能となるもようだ。予算は5億ズロチ(1億920万ユーロ)で、環境保護・水管理国家基金が拠出する。

助成供与の前提条件は、購入した車両を国内で新車登録すること。購入日から2年間は売却を禁じている。助成金額は1台当たり最高1万8,750ズロチ(約4,200ユーロ)で、子供が3人以上の世帯には2万7,000ズロチまで助成する。

ポーランドは2019年11月に初のEV購入助成制度を導入した。購入価格が12万5,000ズロチ(2万8,000ユーロ)までの低価格帯EVが助成対象で、助成額は最高3万7,500ズロチだった。昨年7月の助成プログラムでは助成金が購入価格の15%に引き下げられたこともあり、反応は薄かった。(1PLN=28.36JPY)

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