コンチネンタル、フリート向けの再生タイヤ事業を強化

独自動車部品大手のコンチネンタルは22日、フリート向け総合サービス「Conti360°」を物流大手のHaGeロジスティックが導入したと発表した。同サービスを通じてリトレッドタイヤ(再生タイヤ)などを提供し、フリート業務全体の持続可能性の向上に寄与する。HaGeロジスティックは200台以上のフリートのタイヤ管理をコンチネンタルに委託することで、燃料節約やタイヤの損傷防止、スケジュール通りの配達が可能になるとしている。

「Conti360°」にはフリート管理や再生タイヤの供給、タイヤ管理のデジタルソリューション「ContiConnect」などが含まれる。コンチネンタルは、ハノーバーのシュテッケンで2013年にタイヤリサイクル工場「コンチライフサイクル(ContiLifeCycle)」を開設し、再生タイヤを生産している。

コンチネンタルは従来のタイヤメーカーとしての業態から、タイヤの統合ソリューションを提供する企業への転換を図っている。フリート向けソリューションについては「フリートビジネス4.0」をキャッチフレーズとして「Conti360°」のように包括的なサービスを展開している。

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