チェコ国営電力CEZ、ブルガリア子会社の売却完了

チェコ電力大手の国営CEZは7月27日、ブルガリアの7子会社を同国の金融・保険系持ち株会社ユーロホールドに売却する手続きが完了したと発表した。売却は国内事業に集中する戦略に沿ったもので、取引額は3億3,500万ユーロ。CEZのブルガリア事業はエネルギーサービス、電力取引事業を残すのみとなった。

ユーロホールドは2019年にCEZと同取引で合意した。しかし、規制当局による承認がずれ込んでいた。取得した7社のうち2社で少数株主に対する買収提案が義務付けられていることから、取引にともなう総費用は5億ユーロに上る見通し。すでに7月に増資を実施し、買収資金として1億5,700万レフ(8,030万ユーロ)を調達している。

上部へスクロール