仏系データセンター運営事業者、ポーランドに10億ユーロ強を投資

●デジタルハブとしてのポーランドの成長性を評価

●最大受電容量50MW、床面積4万平方メートルのセンターを整備

フランスのデータセンター開発運営事業者であるデータフォー(DATA4)が欧州事業強化の一環として、ポーランドにデータセンターキャンパスを新設する。年内に着工し、最大受電容量50メガワット(MW)、延べ床面積4万平方メートルのセンターを整備する計画だ。今後3年で10億ユーロ強、2025年までに最大2億ユーロを投資する。

データ4はポーランドを立地とする理由について、◇デジタル経済の大きな成長が見込まれる◇東欧と西欧の間に位置する地の利◇経済が継続的かつ安定的に成長◇物流・運輸・通信ネットワークが整っている◇中東欧諸国のなかでもIT分野での競争力が強い◇クラウド大手のグーグルやマイクロソフトの投資計画にみられるように、大型データセンターの需要が急速に拡大する見通し――などを挙げている。ホスティング市場、クラウド市場の双方をターゲットに据えている。

データフォーは2006年の創業。本拠をパリに置く。フランス、イタリア、スペイン、ルクセンブルクの21カ所でデータセンターを運営している。2024年までに売上高を2億ユーロへ倍増させる目標だ。親会社はアクサ・インベストメント・マネジャーズ。

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