英新車登録、7月は29.5%減少 1/2

英自動車工業会(SMMT)は5日、同国の2021年7月の乗用車新車登録が12万3,296台となり、前年同月に比べ29.5%減少したと発表した。前年同月は、2020年の最初のロックダウン(都市封鎖)が解除され、ショールームが再び一カ月を通して営業できた月だったため、販売台数が急増していた背景がある。なお、7月の新車登録は、2010~2019年の7月の過去10年間の平均を22.3%下回る低水準となっている。1~7月の累計は、前年同期比24.7%増の103万3,269台だった。

7月 の顧客別の登録台数は、大口法人の減少幅が33.4%減と最も大きく、個人も前年同月に比べ25.1%と大きく落ち込んだ。

燃料別では、純粋な電気自動車(BEV)が前年同月比36.5%増の1万1,139台となり、市場シェアを9.0%に拡大した。プラグインハイブリッド(PHEV)も32.2%増の9,900台となり、市場シェアを8.0%に伸ばした。

■ 通期予想を約182万台に下方修正

SMMTは2021年通期の新車登録の予想を4月の186万台から、約182万台に下方修正した。これは2020年を11.7%上回るものの、2010~2019年の過去10年間の平均(233万307台)を21.8%下回る。ただ、電気自動車(BEV)の通期の市場シェアは9.5%、プラグインハイブリッド(PHEV)は6.5%を予想しており、BEVとPHEVを合わせた通期の新車登録は約29万台に拡大すると予想している。

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