Ifo経済研究所が2日発表した独自動車・自動車部品業界の8月の景況感アンケート調査結果によると、事業の現状判断を示す指数(現状を「良い」とする回答の割合から「悪い」の割合を引いた数=DI)は3年来の高水準となった前月の56.8ポイントから28.8ポイントへと大幅に悪化した。調査担当者は「自動車業界は依然として原材料、特に半導体チップの不足に苦しんでいる」と述べた。
今後の見通しを示す期待指数は6.7ポイントから7.1ポイントへとやや上昇。生産計画指数も24.3ポイントから34.8ポイントへと改善した。輸出見通し指数は6.5ポイント増の15.1ポイントと明るさを増している。