ロシア新車販売、8月は17%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、同国の2021年8月の新車販売(乗用車・小型商用車)が11万4,130台となり、前年同月に比べ17%減少したと発表した。世界的な半導体不足による生産台数の減少を受け、需要に供給が追い付いていないことが販売減少の背景にある。1~8月の累計は、前年同期比21.3%増の106万7,890台だった。

自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は今後の見通しについて、「半導体不足の状況がすぐに改善する兆候はなく、今後数カ月は不安定な販売状況が続き、市場がさらに縮小すると予想している」との見解を示している。また、現時点では、2021年通期予想(前年比9.8%増の175万6,000台)は据え置くものの、第3四半期の後に再び見直す可能性があると言及した。

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