7月のEU新車販売23%減、半導体不足で5カ月ぶり低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が16日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の7月の新車乗用車の販売(登録)台数は82万3,949台となり、前年同月から23.2%減少した。コロナ禍の影響で低迷が続いた新車販売は3月から復調し、4カ月連続で伸びていたが、半導体不足で生産が減り、販売も落ち込んだ。

同時に発表した8月の販売は前年同月比19.1%の62万2,993台で、2カ月連続でマイナスとなった。主要市場は軒並み低迷。下げ幅はドイツが23%、フランスが15%、イタリアが27.3%、スペインが28.9%だった。(表参照)

8月の販売は欧米の全主要メーカーで減った。とくにダイムラーが40.1%減と振るわなかった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは15.9%減。

日本勢はマツダが7%増加したが、トヨタが1.7%、日産が40.2%、三菱が20.4%、ホンダが42.5%の幅で落ち込んだ。

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