EUのコロナワクチン輸出、10億回分を突破

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は18日、EU域内で製造された新型コロナウイルス用ワクチンの輸出が累計10億回分を超えたと発表した。EUは域外への輸出を1月末からから許可制とし、ワクチン囲い込みとの批判を浴びたが、同委員長は世界最大の輸出者になったとしている。

EUは20年12月から日本、英国、ブラジル、南アフリカなど150カ国以上に新型コロナワクチンを輸出してきた。フォンデアライエン委員長によると、域内で生産されたワクチンの半数以上が輸出された計算となる。

このほか、世界保健機関(WHO)が主導する新型コロナウイルスのワクチンを世界中に公平に分配するための枠組み「コバックス・ファシリティー」を通じて、低・中所得国に約8,700万回分を提供したという。

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