スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは19日、米自動車部品大手デルファイから中国合弁子会社の持ち株を取得したと発表した。
オートリブが今回取得したのは、デルファイと中国BHPDの合弁会社である北京デルファイ・オートモーティブ・セーフティ・プロダクツ(BDS)に対するデルファイの持ち株51%。BDSは2008年に設立され、シートベルトを生産している。従業員は240人で、主要顧客は東風悦達起亜や北京現代など。2010年は売上高で約3,000万米ドルを見込んでいる。
今回の買収により、中国におけるオートリブの生産拠点は10カ所となる。最近では6月に上海でエアバッグ・クッションの工場を稼働させた。オートリブは今年の中国事業における売上高が前年比50%増の7億米ドルに達すると見込んでいる。