高級車大手の独BMWが3日発表した2021年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は28億8,300万ユーロとなり、前年同期を49.8%上回った。新車販売は大きく落ち込んだものの、良好な製品ミックスと高い新車価格の維持、中古車価格の安定で大幅増益を確保。売上高は4.5%増えて274億7,100万ユーロとなった。株主帰属の純利益は43.6%増の25億6,400万ユーロだった。
EBITをけん引したのは金融サービス部門で、前年同期の4億3,800万ユーロから2.2倍の9億7,400万ユーロへと拡大した。
主力の乗用車部門は売上高が3.0%増の226億2,800万ユーロに拡大した。EBITは18.9%増の17億5,600万ユーロで、売上高営業利益率は前年同期の6.7%から7.8%へと上昇した。