燃料電池バスの実用化に向けZFなどがプロジェクト

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは10日、燃料電池バスの実用化に向け同業フロイデンベルク、長距離バス大手フリックスブス、温暖化防止の非営利団体アトモスフェアとプロジェクトを実施すると発表した。旅行バスへの燃料電池投入を最適化するための知見を獲得する狙い。

「ハイフリート(HyFleet)」という名のコンソーシアムを立ち上げた。フロイデンベルクの燃料電池子会社フロイデンベルク・フューエル・セル・eパワー・システムズが主導し、3年間に渡りプロジェクトを実施。電池と燃料電池セルのサイズ、システムの冷却コンセプト、走行時に注意すべき駆動システムの最大負荷などを最適化する。フロイデンベルクは燃料電池、ZFは電動パワートレイン分野のノウハウを持ち寄る。

両社はこれとは別に、バス以外の交通セクターと産業向けの燃料電池ソリューションを共同開発することを検討する。

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