ユーロ圏景況感指数、11月は3カ月ぶり悪化

欧州委員会が11月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は117.5となり、前月の118.6から1.1ポイント下落した。落ち込むのは3カ月ぶり。消費者の景況感が新型コロナウイルスの感染拡大、物価の急上昇への懸念から大きく悪化した。

ESIを分野別でみると、消費者は2.0ポイント、製造業は0.1ポイントの下落となった。サービス業と建設業は0.4ポイント、小売業は1.8ポイントの幅で上昇した。

EU27カ国ベースのESIは前月を1.1ポイント下回る116.5。主要国はフランスが3.0ポイント、イタリアが0.9ポイント上昇したが、ドイツが1.7ポイント、スペインが2.6ポイントの幅で悪化した。

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