英国を変異株地域に指定、14日間の隔離が例外なしで適用に

ドイツ政府は18日、英国を「新型コロナウイルス変異株地域」に指定すると発表した。感染力の極めて高いオミクロン株の感染が英国で急増したことを受けた措置。20日0時付けで発効しており、同国からの入国者および、入国前の10日間に同国に滞在したことのある人はワクチン接種の有無を問わず全員が14日間の隔離を義務付けられる。隔離期間は短縮できない。

政府は11月下旬、南アフリカなどアフリカ大陸南部の8カ国を変異株地域に指定した。英国が追加されたことで、変異株地域は9カ国に増えた。

変異株地域から入国できる人はドイツ国籍保有者と在住者に制限される。また、ドイツ行き便への搭乗時に陰性証明を提示しなければならない。到着後に空港ないし隔離地でPCR検査が行われる可能性がある。

政府はアンドラ、デンマーク、フランス、レバノン、ノルウェーの欧州5カ国についても新型コロナの「高リスク地域」に指定した。これによりドイツと国境を接する国はルクセンブルクを除いてすべて高リスク地域となった。新型コロナの抗体を持たないワクチンの非接種者は高リスク地域からドイツに入国する場合、10日間の隔離が義務付けられる。入国後6日目以降に検査を受け陰性証明を取得すれば隔離義務は解除される。

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