Ifo経済研究所が20日発表した12月の独製造業輸出期待指数(DI)は前月を3.7ポイント下回る12.1ポイントとなり、1月以来の低水準を記録した。同指数の悪化は2カ月ぶり。
Ifoは月例の企業景況感調査の一環としてメーカーおよそ2,300社に今後3カ月の輸出見通しを質問している。メーカーは「増える」「横ばい」「減る」のどれかを選んで回答。「増える」の回答比率から「減る」の回答比率を引いた数が輸出期待指数となる。
12月は主力産業の自動車と、電気設備で見通しが大きく悪化した。国外受注は増えたものの、増加幅は従来予想を下回ったという。繊維、食品、印刷物では来年第1四半期に輸出がやや減少する見込み。機械では見通しが改善した。