消費者信頼感が2カ月連続で大幅悪化

市場調査大手GfKが21日発表したドイツ消費者信頼感指数の1月向け予測値はマイナス6.8ポイントとなり、12月の確定値(-1.8ポイント)を5ポイント下回った。物価の上昇と新型コロナウイルスの感染拡大が響き、2カ月連続で大幅に低下した。調査担当者は新型コロナワクチン非接種者の小売店利用を大幅に制限したことはクリスマス商戦に大きな打撃を与えていると述べた。来年の個人消費は感染状況次第だとしている。

景気の見通しに関する12月の指数(1月向け予測値の算出基準の1つ)は前月から13.9ポイント減の17.1ポイントとなり、3カ月連続で落ち込んだ。原料・部品不足に伴う生産調整が特に響いたとしている。

所得の見通しに関する12月の指数(同)も6ポイント減の6.9ポイントへと下落した。10月からの3カ月間で30ポイント以上、落ち込んでいる。インフレ率の上昇で購買力が低下していることが反映された格好だ。

高額商品の購入意欲に関する12月の指数(同)も8.9ポイント減の0.8ポイントとなり、1月以来の低水準を記録した。

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