セルフォース―セル工場を西南ドイツに建設―

高級車大手ポルシェの主導で設立された車載電池セルメーカー、セルフォース・グループは17日、開発・製造拠点を西南ドイツのロイトリンゲンとキルヒェンテルリンスフルトにまたがる産業地区に建設すると発表した。同社初の工場となる。

セルフォースはポルシェがフラウンホーファー研究所からのスピンオフであるカスタムセルズと共同で今夏に設立した合弁会社。ポルシェは83.75%を出資しており、新工場で製造したセルを自社の車両に搭載する。

新工場は来年の着工、2024年の生産開始を予定している。年産能力は100メガワット時(MWh)で、車両1,000台の搭載量に相当する。国と地元バーデン・ヴュルテンベルク州から合わせて約6,000万ユーロの補助金を受ける。

セルフォースは同日、カスタムセルズが今年末に出資比率を27.3%に引き上げることも明らかにした。ポルシェは同72.7%に低下する。

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