ノババックスのワクチン、EUが承認

欧州委員会は12月20日、米バイオ医薬品会社ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの使用を承認したと発表した。EUで承認された新型コロナワクチンは米ファイザー・独ビオンテック連合、米モデルナ、英アストラゼネカ、米ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）のワクチンに次ぐ5件目となる。

ノババックスのワクチンは、組み換えたんぱく質ワクチンと呼ばれるタイプ。EUの欧州医薬品庁（EMA）が同日、承認を勧告し、欧州委が正式承認した。同タイプの新型コロナワクチンの承認はEUでは初めてだ。18歳以上が対象で、3週間の間隔をあけて2回接種する。

欧州委員会はEMAが審査中だった2021年8月、ノババックスと2023年までに最大2億回分のワクチンを購入する契約を結んでいた。1月中に供給が開始される見込みだ。