ブースター接種の年齢を12歳に引き下げ=STIKO

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)の予防接種常任委員会(STIKO)は13日、12~17歳を対象に新型コロナウイルスワクチンのブースター接種を勧告する方針を表明した。すでに州によっては同年齢層を対象にブースター接種を実施しているが、STIKOは勧告対象をこれまで18歳以上に制限してきた。州と専門機関の意見を聴取したうえで、近日中に正式勧告を出す。

STIKOは声明で、12~17歳のブースター接種に関しては効果と安全性に関するデータが現時点で不十分だとしながらも、深刻な副反応のリスクは極めて小さいとの見解を提示。感染力の高いオミクロン株の流行で医療崩壊が起こることを回避するため同年齢層のブースター接種勧告方針を決めたと説明した。

接種するワクチンは独ビオンテックと米ファイザーが共同開発した「コミナティ筋注」。18歳以上の成人と同様、2回目の接種から3カ月以上が経過していることを条件としている。

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