シュコダ自、シートカバー素材にペットボトルを活用

環境意識の高まりを反映し、自動車業界でも環境負荷を低減した車づくりに取り組
む動きが活発化している。チェコのシュコダ自動車は25日、電動SUV「エンヤック
iV」の内装デザイン「ロッジ(Lodge)」を例に、自社におけるリサイクル素材の
活用を紹介した。
「ロッジ」はシートカバーの素材として、羊毛と使い捨てペットボトルから得たリ
サイクル・ポリエステルの混紡を採用した。持続可能性があり、リサイクル可能か
つ耐久性の高い素材を得るためには、サプライヤーや学術界と緊密に提携する必要
がある。このシートカバーについては、チェコ南西部ストラコニツェのセイジ・
オートモーティブ・インテリアズが繊維を開発し、独アウンデとともに生産を担当
しているという。
カーステン・シュナーケ購買取締役によると、エンヤック1台分のファブリック生
地を生産するには、約1,000本のペットボトルが必要だ。

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