ステランティス、ポーランド2工場を合併

●合併後の名称は「ステランティス・グリヴィツェ」

●工場では今後、傘下ブランドのLCVを生産

欧州自動車大手ステランティス傘下のオペルとPSAは3日、ポーランド南部のグリヴィツェで操業する工場を正式に合併した。合併後の名称はステランティス・グリヴィツェ。4月から、プジョー、シトロエン、フィアット、オペルの4ブランドで小型商用車を製造することになる。グリヴィツェ市当局によると、ステランティスは今年、同市で5万台を出荷する計画で、オペル工場従業員2,000人の職場は維持されるという。

合併後の工場では、オペル「アストラ」の代わりに小型商用車(LCV)を手がける。英国への出荷も予定される。具体的にはプジョー「ボクサー」、シトロエン「ジャンパー」、フィアット「ドゥカート」、オペル「モヴァノ」を生産する。

ステランティス・グリヴィツェのアンジェイ・コルパク最高経営

責任者(CEO)は、「合併に先駆け、約3億ユーロ(14億ズロチ)を投じて工場面積を従来の18万平方メートルから25万5,000平方メートルに拡張した」と説明。秋には500人を追加採用して年産能力を10万台へ引き上げると話した。

(1PLN=28.86JPY)

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