●欧州向けに固形製剤を年1億個生産
●当初9つの生産ラインは最大12まで拡張可能
後発医薬品大手の独シュターダはこのほど、ルーマニアのクルジュ県トゥルダに新工場を設置する計画を明らかにした。投資額は4,830万ユーロ。完成後の施設面積は3万平方メートルで、欧州市場向けに固形製剤を年間1億個生産する計画だ。新規雇用は375人。2024年10月の完工を見込む。
生産ラインの数は当初9つだが、最大12まで拡張できる。工場の総敷地面積は10万平方メートルで、施設の増築も可能。同社はトゥルダを選択した理由として、自社の物流倉庫があるティミショアラに隣接していることを挙げた。新工場はソーラパネルや太陽熱システムなどを備え、エネルギー効率の向上にも配慮する。