英政府は24日、イングランドで実施している新型コロナウイルスの水際対策の追加緩和を発表した。2月11日からワクチン接種者の入国後のコロナ検査を不要とする。これによって接種の入国規制がほぼ撤廃される。
イングランドではオミクロン株対策として厳しい水際対策が導入されたが、政府は市中感染が広がり、厳しい制限が無意味になったとして、政府はワクチン接種完了者の入国前のPCR検査または簡易検査を7日から不要とし、入国後の自主隔離を求める規制も撤廃した。
追加緩和によって、最後まで残っていた入国から2日以内の迅速抗原検査を義務付ける措置が撤廃される。
未接種者については、渡航前と入国後2日目以内のPCR検査が義務付けられるものの、自主隔離と入国8日目のPCR検査は不要となる。
水際対策の緩和は航空、観光業界が要請していたもの。シャップス運輸相は「接種者に対する入国時検査の有用性が失われた」と述べた。
さらに、イングランドでは27日から屋内の公共スペースでのマスク着用義務や、ナイトクラブやイベント会場などに入る際に求められるワクチン接種証明の提示義務などが免除され、コロナ規制がほぼ撤廃された。