ガレリア―国が再度支援、コロナ規制で経営悪化―

ドイツ政府の経済安定化基金(WSF)は1月25日、コロナ禍で経営が悪化しているデパート大手ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(GKK)への支援を決定した。WSFによるGKK支援は昨年に次いで2度目。GKKは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために昨秋に強化された制限措置の影響で経営が悪化している。

同社は昨年1月、感染防止策のしわ寄せで売り上げが大幅に減ったことを受け4億6,000万ユーロの融資をWSFから獲得していた。今回は新たに、決議権のない出資2億5,000万ユーロを獲得。そのうち3,000万ユーロをWSFへの融資返済に充てるため、実質の支援額は2億2,000万ユーロとなる。WSFはGKKのオーナーであるオーストリアの投資家レネ・ベンコ氏が自ら再建資金を拠出することを条件に支援申請を承認した。

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