21年のEU新車販売、純電気自動車は63%増

欧州自動車工業会(ACEA)が2日発表した2021年の新車(乗用車)販売統計によると、EU域内(マルタを除く26カ国)での純電気自動車(バッテリー式電気自動車=BEV)の販売台数は前年比63.1%増の87万8,432台となった。プラグインハイブリッド車(PHEV)を合わせた電動車のシェアは18%に達し、前年の10.5%から大きく拡大した。

ガソリン車は17.8%減の388万5,432台、ディーゼル車は31.5%減の190万1,191台で、ともに急減したが、合わせたシェアは59.6%(ガソリン車40.0%、ディーゼル車19.6%)と、依然として主流となっている。

一方、エンジンを搭載したハイブリッド式電動自動車(HEV)は60.5%増の190万1,239台で、シェアが11.9%から19.6%に拡大。数字上のシェアはディーゼル車と並ぶが、販売は48台上回り、シェアが初めてガソリン車に次ぐ2位に浮上した。

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