伊D&G、香水・化粧品事業を自社化

高級ブランド大手の伊ドルチェ&ガッバーナ(D&G)は7日、香水・化粧品の新会社を設立すると発表した。これまでは資生堂とライセンス契約を結び、同事業を展開してきたが、今後は自社で開発・生産・販売する体制に切り替える。

香水・化粧品の開発には高度な技術が必要なことから、高級ブランド大手の大半は専門とする企業とライセンス契約を結んでいる。自社化しているのは仏シャネル、ディオールなど一部にとどまっており、イタリアではD&Gが初となる。

同社は資生堂との契約が2021年12月末に失効したことを機に、3億ユーロを投じて新会社「ドルチェ&ガッバーナ・ビューティー」を設立し、独自に開発・生産・販売する体制に移行する。メイク化粧品の新商品を開発するほか、新たにスキンケア製品も手がける計画だ。

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