ルーマニアのAI自動会話ソフト開発ドルイド、中東市場に進出

●ドバイのデジタルインフラ企業と提携して進出

●ドルイドはAIチャットボットを企業向けに開発・提供している

人工知能(AI)を活用した自動会話ソフトを手がけるルーマニアのドルイド(Druid)はこのほど、ドバイを本拠地とするITソリューションプロバイダー、オムニックスインターナショナル(Omnix International)と戦略提携した。中東・ペルシア湾岸地域の政府機関、民間企業にデジタルインフラとサービスを提供しているオムニックスとの提携を通して、中東市場への進出と事業拡大を狙う。

ドルイドはリアルタイムで自動会話するAIチャットボットを企業向けに開発・提供している。高度の認識能力を備え、オペレーターなどの自然言語によるコマンドで簡単に作業を自動化でき、産業分野に特有の作業プロセスや役割に多様に対応している。45以上の言語で利用できる。

同社はルーマニアの事務業務自動化システム(RPA)開発大手ユーアイパス(UiPath)との提携を通して国際事業を急拡大し、2020年に前年比580%の大幅増収となった。昨年初めに240万ドルの成長資金を調達し、国際事業展開を加速させている。

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