チェコCEZの独子会社、加速器施設の建築設備を受注

●ドイツの重イオン研究所(GSI)の加速器改良に関連し

●GSIは世界最大規模の複合粒子加速器施設の整備を進める

チェコ電力最大手で国営のCEZは10日、ドイツの重イオン研究所(GSI)欧州反陽子・イオン研究施設(FAIR)整備に関連し、独子会社エレヴィオン傘下のヘルモスとエフィシェント・テクニカルソリューションズ(ETS)が建築設備を受注したと発表した。契約規模は明らかにされていない。

ヘルモスは、◇オートメーション技術の納入・設置・稼働◇設備・ソフトのエンジアリング及び分電盤の設置――を受注した。ETSはコンソーシアムの一員として、◇暖房・換気・空調(HVAC)システム◇排煙・排気設備◇冷房システム――を納入・設置する。

FAIRはGSIの既存の加速器を改良して、世界最大規模の複合粒子加速器施設を整備するプロジェクトだ。ドイツ中部のダルムシュタット近郊で進められている。

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