韓国のハンコックタイヤ、スペインにテストセンターを開設

韓国のハンコックタイヤは4日、スペインのバルセロナ近郊サンタ・オリバでテストセンターを正式に開所したと発表した。同地の自動車試験・エンジニアリング企業アプラス・イディアダ(Applus+IDIADA)の敷地内に開設し、すでに昨年夏から業務を開始している。ハンコックでは新拠点の開設により、分散していたテスト施設を一カ所に集約し、効率的なタイヤ試験ができるようになったとしている。ハンコックとアプラスは16年から提携関係にある。

新センターの従業員数は約20人。独ハノーバーにある欧州技術センター(ETC)が統括する。

ハンコックはフィンランド北部のイヴァロに冬用タイヤの試験センターを持つほか、昨年末にはドイツのレース施設のニュルブルクリンクにETC付属のテスト拠点を開設している。ハンガリーのラーツァルマーシュには同社にとって欧州で唯一のタイヤ生産拠点がある。

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