RWE―蘭で洋上水素プロジェクト、ネプチューン・エナジーと―

エネルギー大手の独RWEと英国の石油・天然ガス大手ネプチューン・エナジーは15日、オランダで洋上グリーン水素プロジェクトを実施することで合意したと発表した。オランダの水素経済実現を後押しする。RWEの再生可能エネルギー子会社、RWEリニューアブルズのスフェン・ウーターメーレン最高経営責任者(CEO)は「洋上風力はグリーン水素量産の理想的なエネルギー源であることを証明する」と意義を強調した。

「H2opZee」という名のプロジェクトを実施する。北海のオランダ海域で洋上風力発電の電力を用いてグリーン水素を製造。既存のガスパイプラインを通して輸送する。水素を製造する電解槽は300~500メガワット(MW)級を計画している。パイプラインの輸送能力は10~12ギガワット(GW)に上ることから、将来的に水素生産能力を増強できるという。

4-6月期に実行可能性調査を開始し、2030年までに生産を始める計画だ。

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