中国BYD、英ADLと提携しコベントリーに2階建て電気バス130台を供給

中国のバッテリー・自動車メーカーである比亜迪汽車(BYD)は2月21日、英国のバス大手アレクサンダー・デニス(ADL)と提携し、コベントリー市向けに二階建て電気バス「Enviro400 EV」を130台製造すると発表した。同市が進めるバスフリートの電動化計画の一環として2023年からの運行開始を予定する。

納入する電気バスはADLの「Enviro400」がベースとなる。ADLは16年間の部品交換サービスも請け負う。また、同市でバス運行サービスを提供するナショナル・エクスプレス・コベントリーに対し、英蓄電池大手のゼノベが「サービスとしての電動輸送(ETaaS)」を提供する。これには「Enviro400 EV」のバッテリー交換と廃バッテリーの2次利用、充電インフラの整備、充電や設備機器の最適化と運用の全面的なサポートに向けたソフトウエアなどを含むフルターンキー・ソリューションが含まれる。

BYDはすでに2020年にも4社の協力で、コベントリー市およびバーミンガム市に29台の「Enviro400 EV」を供給した実績を持つ。コベントリー市のあるウエスト・ミッドランド州は同市のバスフリート電動化計画を推進するにあたり英運輸省から5,000万ポンドの助成金を受けている。

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