欧州自動車大手のステランティスは2月24日、仏建設大手ヴァンシの独関連会社に対し、オペルの商用バン「ヴィヴァロ」のバッテリー式電気自動車(BEV)モデル「ヴィヴァロe」を30台供給したと発表した。
納入した「ヴィヴァロe」は全長5.3メートルのモデル。最高出力100kW、最大トルク260Nmの電気モーターと、容量75kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大329キロメートル(WLTPサイクル)の航続距離を確保している。最大積載量は930キログラムで、最長2.75メートルの荷物を運搬できる。支援システムとして、クルーズコントロール、速度制限、眠気検知などの通常装備に加え、死角検知、前方・後方駐車アシスト、180度バックカメラを特別装備する。
30台はヴァンシのエネルギーインフラ部門ヴァンシ・エナジーズが展開するビル施設管理事業「ヴァンシ・エナジーズ・ビルディングソリューション」のリュッセルスハイム支社で使われる。同支社はこれにより、フリートのすべてを電動化することになる。