テスラの独工場、今月下旬にも開所

独ブランデンブルク州環境庁は4日、米テスラの電気自動車(BEV)工場建設計画を最終承認した。工場はすでに完成しており、今回の決定により同社は操業を開始できるようになった。22日または23日に開所式が行われる見通しだ。

テスラは2019年11月、ベルリン近郊のグリュンハイデに工場を建設する計画を発表。建設の最終許可が下りていないにもかかわらず、翌年の早い時点で予定地の森林伐採などを開始し、建設を着々と進めてきた。昨年秋には完成し、すでに試運転が行われている。

建設が仮に承認されなかった場合、同社は工場を撤去したうえで、森林を元の状態に戻さなければならず、州環境庁の決定に注目が集まっていた。環境庁は計536ページに及ぶ今回の決定文書で、水源保護や大気汚染防止策などの実行を条件に建設を許可した。

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