欧州自動車のステランティスは1日、2030年までの経営計画を発表した。電気自動車(EV)の投入を加速するなどして事業を強化し、21年に1,520億ユーロだった売上高を倍増の3,000億ユーロに引き上げることを目指す。
販売台数に占めるEVの割合を30年までに欧州で100%、米国で50%に引き上げる。21年7月に発表した計画では、プラグインハイブリッド車(PHV)と合わせて欧州で70%以上、米国で40%以上としていたが、さらに高い目標を設定した。
30年までに75車種のEVを投入し、年500万台の販売を目指す。SUVの「ジープ」ブランドで23年初めに初のEVを発売する。24年にはピックアップトラック「ラム」でもEVモデルを投入する計画だ。
また、高級車ブランドのマセラティ、アルファ・ロメオは、25年以降はEVだけを販売し、EV専業となる。