スカニア、コペンハーゲン市に電動ごみ収集車104台を供給

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は1日、コペンハーゲン市に完全電気駆動のごみ収集車「Lシリーズ」を104台(うちオプション契約25台)供給すると発表した。清掃委託事業者であるアマー・リソース・センター(ARC)に2023年前半にかけて納車する予定。同市は2025年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げている。

供給するごみ収集車の内訳は、通常の塵芥車が91台(うちオプション19台)、ボックスボディトラックが10台(同4台)、フックリフトトラックが3台(同2台)。8~10年間の保守整備サービスも提供する。

ほとんどの車両は助手席側に乗員の乗降を容易にする「スカニア・シティドア」を装備する。これは乗り合いバスの昇降扉と同様な設計で、人の身長ほどの高さのガラスパネル1枚で構成される。車内およびドア脇のボタンで開閉でき、乗員が腰を曲げずスムーズに乗り降りできる。

104台のうち2台はすでに昨年12月に納車されている。

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