●LiDARに車載OSのQNXを採用、高性能ながら低廉な価格を実現
●同社のセンサ製品はBMWの「」に採用
自動運転車向けライダー(LiDAR)センサの開発を手がけるイスラエルのイノヴィズ(Innoviz)・テクノロジーズは8日、センサ製品にブラックベリー(カナダ)の車載OS「QNXリアルタイムオペレーティング・システム」(RTOS)を採用すると発表した。
具体的には、同社初の車載グレードセンサ「イノヴィズ・ワン」と次世代センサ「イノヴィズ・ツー」及び他のハードウエアが対象となる。QNXは自動車向けの組込み型OSとしてツール認定を取得済み。イノヴィズのセンサが、自動運転に求められる安全性を満たすレベルの点群データ(ポイントクラウド)を生成するのに役立つ。また、高い信頼性と性能を確保しながら、価格を抑えられるという。
イノヴィズは2016年、中部ロッシュ・ハアインを本拠として設立された。昨年の売上高は547万米ドル、営業損失は1,576万ドル、最終損失は1,536万ドルだった(いずれも未監査)。同社のセンサはすでに独BMWの電動車「iX」に採用されている。