英自動車工業会(SMMT)によると、同国の2022年1月の乗用車生産は6万8,790台となり、前年同月に比べ20.1%減少した。長引く半導体不足や、ホンダの英国工場が7月末で閉鎖したことに加え、複数の人気モデルの切り替えも生産台数の減少に影響した。
ただ、電気自動車(BEV)の生産は、前年同月比37.6%増の6,326台に増えている。プラグインハイブリッド車(PHEV)とハイブリッド車(HEV)も含めると1月の乗用車生産に占める電動車の割合は27.4%となっている(2021年1月:25.4%)。
SMMTによると独立系調査機関の分析では、昨年11月に2022年通期の生産台数を約100万台と予想していたが、1月の低調を受け、約97万9,000台に下方修正した。これは、2021年比では14.4%増加となる。なお、2023年以降は100万台超に回復し、2027年には110万台を超えると予想している。
SMMTによると、同国の2022年1月の商用車生産は、前年同月比22.2%増の6,860台(2019年1月比では25.3%減)だった。
1 月のエンジン生産は、前年同月比15.9%減の14万1,472基だった。