欧州商用車販売、2月は15.7%減少 1/5

欧州自動車工業会(ACEA)は24日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)における2022年2月の商用車新車登録が13万1,874台となり、前年同月に比べ15.7%減少したと発表した。カテゴリー別では、大型トラックを除き、すべてのカテゴリーが減少している。主要国は、スペイン(23.3%減)、フランス(21.4%減)が2ケタの減少となり、ドイツ(8.1%減)、イタリア(4.8%減)も前年同月を下回った。1~2月の累計も前年同期比13.5%減の25万7,127台だった。

2月のカテゴリー別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比18.2%減の10万6,899台と大幅な落ち込みとなった。半導体不足による生産減少が影響している。

3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比1.5%減の2万3,124台。ポーランドが16.5%減となるなど、中東欧(EU12カ国)が2ケタの減少となっている。

16トン以上の大型トラックは、前年同月比0.4%増の1万9,690台だった。主要国は、イタリア(0.7%減)が減少だったものの、ドイツ(11.8%増)、フランス(6.4%増)、スペイン(3.7%増)は前年同月を上回った。これに対し、中東欧で最大市場のポーランドは17.9%減と2ケタの減少だった。

バスは、前年同月比12.9%減の1,851台。主要国では、イタリア(32.1%増)、スペイン(7.1%増)が増加した一方、フランス(20.2%減)とドイツ(18.3%減)は2ケタの減少となり、バラつきが見られた。

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