英金融大手HSBCホールディングスは15日、新たに国内の69支店を閉鎖すると発表した。ネットバンキングを利用する顧客が増え、実店舗の重要性が薄れているためで、錯塩に発表した82支店閉鎖に続く大型リストラとなる。
HSBCでは2017年から支店を利用する顧客が半数を割り込んでいる。新型コロナウイルス感染拡大で支店の窓口利用が急減し、ネットバンキング利用が一層進んだことから、21年1月に国内支店全体の約14%に相当する82支店の閉鎖を発表した。
新たな閉鎖は、現在の支店数(511店)の1割を超える規模。ロンドンやバーミンガム、マンチェスター、ブリストルなどで年内に実施する。