ドイツ銀行―ウクライナ戦争で引当金積み増し―

独銀最大手ドイツ銀行のジェームズ・フォン・モルトケ取締役(財務担当)は17日、米投資銀行モルガンスタンレー主催のカンファレンスで、ウクライナ戦争とロシアに対する制裁の影響を踏まえ1-3月期に引当金1億ユーロを追加計上する見通しを明らかにした。これに伴い引当金の額は2億5,000万~3億ユーロに膨らむことになる。特に企業顧客が影響を受ける見通し。

クリスティアン・ゼーヴィング頭取は先ごろ、ロシア顧客への融資額が6億ユーロに上ることを明らかにした。額自体は小さく、モルトケ取締役は、今年の事業は計画通りに進んでいるとの見方を示した。

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