海運大手マークス、グリーンメタノールの調達で6社と戦略提携

コンテナ海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク、以下、マークス)は2022年3月10日、再生可能エネルギー由来のグリーンメタノールの生産に関する6社との戦略提携について発表した。脱炭素化に向けた取り組みの一環として、同社が現在、発注している最初のグリーンコンテナ船12隻を運行するためには、2025年末までに年73万トン以上のグリーンメタノールを確保する必要がある。グリーンメタノールは、現在、海運向けに大規模に調達可能な唯一のグリーン燃料であることから、世界の提携先と協力し、グリーンメタノールの生産規模を拡大する。

戦略提携するのは、CIMC ENRIC(中国)、European Energy(デンマーク)、Green Technology Bank(GTB、中国)、Orsted(デンマーク)、Proman(スイス)、WasteFuel(米国)の6社。これらの企業から、農業・林業などの廃棄物を原料とするバイオメタノールや、風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用したパワー・ツー・X技術によるeメタノールを調達する。

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