スカニア、SBTiに基づくサプライチェーンの削減目標を設定

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は3月29日、温室効果ガス排出削減に向けた国際共同イニシアチブである「サイエンス・ベースド・ターゲット・イニシアチブ(SBTi)」に基づき、新たにサプライチェーンからの間接排出の削減目標を設定したと発表した。同社はすでに、自社の直轄事業および稼働車両からの排出量の削減に向けた取り組みの成果を報告している。

スカニアによると、サプライチェーンには温室効果ガスの大量排出を伴う工程が含まれており、排出量全体の中で多くの割合を占める。同社は今回、主な排出源であるバッテリー、鉄鋼、アルミニウムなどのサプライヤーに対して2030年までに35%~90%の削減目標を設定した。

同社は2020年、大型商用車メーカーとして世界で初めてSBTiに基づく目標を設定した。

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