ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月比で実質11%増となり、これまでに引き続き大きく伸びた。VDMAのエコノミストは2月24に始まったロシアのウクライナ侵攻の影響は2月の数値にほとんど影響していないと指摘。戦争の影響は今後、明らかになってくるとの見方を示した。
2月の新規受注を地域別でみると、国内は13%、国外は9%増加。国外の内訳はユーロ圏が11%増、ユーロ圏外が8%増だった。
特殊要因による統計のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、昨年12月~今年2月は前年同期を実質17%上回った。国内が16%、国外が17%増加。国外はユーロ圏が15%増、ユーロ圏外が18%増となっている。